エアコンクリーニングでどこまで綺麗になる？プロの仕事とオプション料金相場を公開

エアコンクリーニングはいくらこまめにやっていても中にカビやホコリが溜まって、効きが悪くなるだけでなく健康被害をもたらす･･･というのはよく言われることですが、エアコンクリーニングをプロの業者に依頼した場合、どんなことをやってくれるんでしょうか。大まかな流れと所要時間は以下のとおりです。

1. エアコンをパーツ別に分解する（約10分）
2. 洗浄時に周囲を汚さず、汚水がタンクに流れるよう養生する（約5分）
3. エアコン内部に洗剤を塗布する（約6分）
4. 高圧洗浄機で汚れや洗剤を洗い流す（約9分）
5. 暖房運転を使って乾燥させ、その間に外したパーツを部分洗浄する（約15分）
6. パーツを組み立てて動作確認を行う（約15分）

プロは専用の洗剤を使って高圧洗浄を行うだけでなく、その経験と技によって素人には気づきにくい部分の汚れまでしっかり落としてくれるので、自分でやったのとははるかに違う仕上がりになります。また素人がパーツを外して本格的に洗浄しようとすると、溜まっていたホコリやカビを吸い込んでしまって思わぬ健康被害を被ることにもなりかねません。

エアコンクリーニングには、「防カビ・抗菌コート（オールチタンコート）」「室外機の洗浄」「エコ洗剤を使った洗浄」などのオプションがつけられます。そもそもエアコンクリーニングを業者に頼むだけでもお金がかかるのに、オプションをつけずに済むならつけたくない･･･というのがみなさんの本音ではないでしょうか。

でもオプションとして設定されているものは、やはりそれなりに意味があります。具体的にどのオプションをつけるとどんなメリットがあるのか、それぞれの価格相場と共に見てみましょう。

徹底的なメンテナンスはプロに依頼するとしても、できるだけ綺麗な状態を長持ちさせて不要な電気代がかからないようにするには、やはり日々のお手入れが大切です。エアコンクリーニングを業者に依頼したらなら、その日を機に自分でできるお手入れも取り入れたいですね。

自分でできるお掃除の筆頭はエアコンフィルター。あれ？エアコンの効きが悪いな！と思ったらいちばんにやってみるのはこのフィルターの洗浄ですよね。取り外しも簡単で誰でもお掃除できますが、せっかくならしっかり綺麗にしたいものです。以下に適切な手順とやり方をご紹介します。

1. エアコンの前面カバーを開ける
2. エアコン本体からフィルターを取り外す
3. フィルターをお風呂場に運ぶ
4. まずは裏側からぬるま湯のシャワーをかけてホコリをていねいに落とす
5. 汚れが目立つ場合はスポンジに洗剤をかけて洗う
6. 枠や目詰まりを起こしている網目は古い歯ブラシなどを使って洗う
7. 軽く拭いたのち、ベランダや窓際など風が通る場所に置いて乾かす
8. しっかり乾かした後にエアコンに装着し、前面カバーを戻す

綺麗になったフィルターを通って出てくるエアコンの風はすっきりさわやかです。上記の手順はそれほど面倒でもないので、フィルターのお掃除はできるだけこまめにやるようにしましょう。